ぶーんぶんしゃかのあれで思いついた文章。4と1が戦闘中におしゃべりみたいな。
ネタですので、ええと、あの、完成形じゃないよ!!!
あと、なんらかの宗教を信仰してらっしゃる方は読まないほうがいいです。本当に不謹慎な内容ですので。
今日の相手はとある宗教を信じているらしい海賊団。なんたらの御名のもとにとかなんとか言いながら向かってくる様はあるいみ滑稽とも脅威ともとれる。しかし、相手は残念ながら白ひげの隊長達とその部下だ。サッチなんか見てみろ、海賊が宗教を信じるってか、世も末だと鼻先で笑っている。
神サマなんざ信じちゃってそれが一体なんの得になるってんだよ。神様は俺たちが祈ったところで俺たちを救ってくれたかい?何かしてくれたかい?平和を知らないガキ共に平和を与えてやったか?飢餓に苦しむ奴等に食料を与えたか?濡れ衣を着せられた奴の濡れ衣を晴らしたか?死んだ奴を生き返らせたか?
笑いながら男は剣を振るう。切り込んできた刃の軌道を読んでひょいひょいと左右にかわして、おっと危ないなどと言いながらしゃがんで足払いをかける。バランスを崩した相手はそのまま他の奴の障害物になるのを見越して後ろを向いた。お前それ、背中危なくないかと思った瞬間に向うから銃を持った野朗の胸元に剣をつきたてながらその腕ごともって背後を打つ。どぉと倒れる音を聞いて口元を吊り上げて投げ捨てる。
でかい図体を持ちながらやたら俊敏なのはこの海賊達にとっては普通の事だ。ジョズをみてみろ、あの図体でもって百メートルを六秒タイで走るだろう。自分も地べたに手をついて逆立ちの要領で周囲の奴等の顎を蹴り飛ばし、飛び上がって棒立ちになっていた奴等の首元に向かってバンダムキックを放つ。
「よう!楽しんでるか?」
「楽しむもなにも、てめぇはもうちょっと自分を大切にする戦い方しろよい!」
「その言葉そのまま返すぜぇ」
顔も見ずに放つ言葉はけっこうはなれているくせにしっかりと耳に飛び込んできた。それだけ自分が奴に執着しているという証拠だろうか。あぁたまらないな、この高揚感。癖になる。にやりと笑って喧騒の中に身を躍らせた。
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